   幼いころ良く夢を見ました。 自分が眠っているのか？現実なのか？夢なのか？ 区別が出来ないくらい夢の中の私は、その中で自由に色んなものになりました。 空を飛ぶ夢ばかり見た事があります。 鳥になったのじゃなく、羽も生えていないのに空を飛ぶ事が出来る超能力を持っている人間なの。 街を歩いてると急に飛んでみたいなあって思うの。 すると簡単に飛べちゃうのです。 フワフワと雲の合い間をすり抜けて近所の家並を上から眺めるの。 せっかくの夢なんだから思いきって外国にでも飛んで行ければいいのに。 あの頃の私は外国の事なんか知らなかったからでしょうね。 自分が生活している範囲も狭くて一番興味があったのが近所だったのかな？ ブーンと飛んでいると自分の家を見つけるの。 本当は自分の家を上から見た事がないのに夢の中だと屋根の形やお庭でお母さんが洗濯物を干しているのが見えちゃうのだから面白いね。 最近、夢を見なくなりました。 子供の頃のような純粋な気持ちが消えていったからかしら？淋しいな。 きっと本当は夢を見ているけど朝になると忘れちゃってると思うのです。 眠りの中の夢は余り見る事がなくなってしまったけど現実の夢はいっぱいあります。 一つは外国へ行きたい。 絶対に行ってみたい所はスイス！！ なんとなく小さい頃から絵本を見てスイスっていいなぁと思ってたの。 『アルプスの少女ハイジ』の舞台となった場所です。 アルプスのふもとは、冬が長くて雪が降っている間は家の中にじっとしていて春が来るのを静かに待っている… そう、家族が暖炉の前でお喋りを楽しんでいる。 お母さんは子供のセーターを編みながら皆の話を聞いている図が想像できます。 そしてやっと春が訪ずれ、山羊が草を美味しそうに食べている… なんて考えただけでも素敵だと思いませんか？ あ～、こんな美しい所で１日中ゆっくりと過ごしてみたいな。 穏やかな光を浴びて草原に寝ころがって雲の流れをボケーッと見てたいナ。 時々､風が緩やかに吹いて来て頬の辺りをくすぐるの。 気持ち良いでしょうね。 こんな１日を過ごせたら幸せせだわ。 スイスには一人で行きたいなって思います。 何故かと聞かれると困るけど、幼い頃からの憧れの国なので、その夢を大切にしたいからだと思うからです。 でも新婚旅行で行くのもいいかもね。 旦那様となら私の大切に閉まっていた幼い頃の話をしながら素敵な旅が出来そうだもの。 一人旅をするとしたら、まず手始めに英会話を習わない限り夢は実現しませんね。 だって、外国へ行っても何も喋れないとか。 相手の言っている事が判らないなんて事じゃ困るもの。 スイスはフランス語って知ってますよー｡ でも、ホテルの支配人や旅行社の人とか英語が喋れないと世界に通じないって言いますね。 こんな事を書いていると今すぐにでもスイスに行きたくなっちゃった。 １日でも早く行ける様にまずは英会話を勉強しなくちゃ！ ロンドン･オーストラリア･パリにも行きたいな。 ファッションを研究したり、ロンドンの街並を歩くのも素敵ですね。 夢といえば、もう一つあります。 それは素敵な女性になりたいという事。 素敵な女性といっても人それぞれに素敵さは違いちます。 私は末っ子で甘えん坊な性格の自分を嫌いではありません。 二十歳を過ぎて大人と言われる様になったら、もう「甘えん坊です」とは言えない様な気がする。 人に頼る事が上手な甘えっ子の性格。 これを裏返しすると自分では何も決められない人だなって思うの。 実際、私はお姉ちゃんや両親を頼りにして自分では何にも決められない子でした。 それが少しずつ変化して来たのが「芸能界に入ろう」と思った頃からだったと思います。 お姉ちゃんの後ばかりを追いかけて来た私が親元から離れて、東京へ来たのですから、少しは意志の強さも出来てきたはず。 お仕事をしている時は学生じゃなくて社会人なのですから… 甘えてばかりはいられません。 けど、お仕事を離れると私は１７歳の女の子。 「私ってダメだなァ…気が弱く優しいだけで」と反省するの。 出来る事なら、もっと強い人間になりたいと最近、思います。 強いといったって、気が強いとかケンカが強いという意味ではありません。 意志がしっかりしているっていうのかな。 自分の考え方をきっちり持って行動できる人。 人間的に大きい人。 もっと違う表現があると思うのだけど… 自分が強いから人にとても優しく出来る人っていますよね。 色んな人に頼りにされて。 こういう人って、頼りにされるとキチンと面倒を見てくれるのね。 心の狭い人なんか他人の事など考えてあげる余裕がないでしょ。 今、頼ってばかりの人間だから凄く憧れます。 もっと心の余裕を持って、自分自身を見つめ直して意志の強い人間になりたいです。 十年後、二十年後でもいいから。 人に優しくするって事は大変な事だと思う。 私、いつも思うのだけど、河合奈保子さんって素敵な人です。 ＴＶ局の廊下で会っても楽屋でも、どんな時でも変わらない優しさを持って、私に話し掛けてくれます。 暗い気分の時もあると思うのに。 そんな事、全然、見せずに素晴らしい人ですね。 私、尊敬してます。 強い人間になること。 少しずつでも夢に近づいて行きたいなって思っています。  ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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