玖清様より相互記念!(伊達いつ)calling my name？
「ふぅ!!今年も沢山米さ取れただよ!」
季節は秋。もう稲刈りも終わりを迎える時期。
いつきは沢山の稲の束を抱えながら嬉しそうにそう言った。
全ての稲を刈り終え、一息付いていた時。いつきはふと、今年の夏の出来事を思い出した。
「そう言えば…。今年はお侍さんから沢山夏野菜さ貰ったべなぁ……。」
いつきは奥州に住む独眼竜こと伊達政宗の顔を思い浮かべた。
まぁ正確に言うならば伊達に貰ったのではなくその部下の片倉小十朗が育て、持ってきたものだが…そこは省こう。
山積みになった米の束を見ながらいつきは考えた。
これだけあれば少しお裾分けが出来るのではないか…。
いつきはそう思い
「よし。お侍さんに持っていってやんべ。」
と、決めた。
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