1/4ページ目 何でも信長公の命をわざわざ言いに来たようだ。 「上総介様からの命は以上よ。」 次の戦のことをサラリと言って帰蝶は背を向けた。 私は帰ろうとする帰蝶を引き止めようと言葉を探す。 一歩 一歩 また一歩 帰蝶は帰る方向へと向かう。 ふと、窓の隙間から空を見る。 そして、出た言葉は… 「帰蝶、もしお時間があるならば縁側でお茶でも飲みませんか?」 帰蝶は優しく微笑み 「そうさせてもらうわ。」 と言った。 そして、冒頭部分に至るわけだ。 私たちはボーっと空を見上げる。 何を話すでもなく、ただ…空を見上げた。 「戦乱の世とはまるで思えませんね。」 「ええ、ほんと…。」 そう言ってお茶をすする。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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